人工湿地とは?

人工湿地は、酪農業や食品加工業などで大量に排出される有機排水をろ過処理と人工的な生態系を組み合わせることで、安価で手軽に、そして持続的に無害化する浄化システムです。

人工湿地のしくみ

人工湿地は、ろ過による物理的処理と微生物による生物処理、そして湿地環境を人工的に作ることによる生態学的処理の3つの段階で排水を無害化します。

第一段階 物理的処理

湿地内で排水をろ過して汚泥と水に分離します。この時点でろ過水は放流可能ですが時間が経てば汚泥が詰まってしまい、やがて機能しなくなります。

第二段階 生物処理

湿地内にたまった汚泥を微生物が分解します。このため、人工湿地ではいつでもろ過層が目詰まりせずに機能的な状態を保ちます。

第三段階 生態学的処理

汚泥内の微生物を生かし続けるために、湿地内の環境を整えます。具体的にはヨシを植えたり、ミミズを放つことで湿地内に小さな生態系を構築します。この生態系が手間いらずで持続的な浄化を実現してくれるのです。

他の処理技術との比較はこちらをご覧ください。

リードネットの浄化湿地とは

リードネットではお客様のニーズや状況に合わせて人工湿地に活性汚泥技術や沈殿分離技術を組み合わせて、「浄化湿地」と名付けました。

これら技術の組み合わせで省スペース化と低コスト化を図れるのがリードネットの浄化湿地の魅力です。

食品加工場排水や糞尿など、有機物を主体とする排水ならほとんどのケースで導入頂けます。

リードネットの浄化湿地で排水処理をする5つのメリット

リードネットの浄化湿地は4タイプ

リードネットでは排水の性質や設置面積などに合わせて4つのタイプの浄化湿地を提供しています。それぞれの運用実績も豊富に揃い、確かな技術と対応力でお客様の経営改善のお手伝いをしております。

もちろん下記以外の組み合わせや、植栽によって美観を持たせたタイプなどニーズに合わせて柔軟に応じております。

【1】人工湿地のみのシンプルタイプ

本来の人工湿地です。処理量によって湿地の面積を確保しなくてはなりませんが、自然のチカラを最大限に活用して浄化処理できます。省スペースのために湿地を数段に分離して処理する重層化人工湿地もリードネットならではの技術です。


対象:
浮遊物(ss)が少なくphが極端にどちらかに傾いていない有機性排水
設置例:
チーズ工房洗浄水(処理能力4t/日・湿地面積108㎡)
ペットボトル洗浄水(処理能力50t/日・湿地面積143㎡)

【2】家畜ふん尿に特化した脱水機併用・省スペースタイプ

ふん尿を脱水することで体積を大幅に圧縮してから専用湿地で分離処理。
設置面積が抑えられるため、低イニシャルコストが期待できる最新タイプです。


対象:
家畜ふん尿
設置例:
乳牛ふん尿(処理能力 12t/日・湿地面積1,600㎡ ※)
※ 通常タイプの場合4,000㎡が必要です

【3】沈殿分離槽を組み合わせた浮遊物高度処理タイプ

沈殿分離槽を併用して排水中の浮遊物を効果的に除去できるタイプです。


対象:
浮遊物(ss)を多く含む有機性排水で湿地の面積を大きく取れる場合
設置例:
搾乳パーラー施設洗浄水(処理能力4t/日・湿地面積200㎡)

【4】沈殿分離槽・ばっ気槽併用 省スペースタイプ

活性汚泥の技術を取り入れることで、小さな湿地面積でも大きな効果を発揮できるタイプです。


対象:
浮遊物(ss)を多く含む有機性排水で、湿地の面積が十分に取れない場合
設置例:
搾乳パーラー施設洗浄水(処理能力3t/日・湿地面積70㎡)
産学官連携の取り組み

㈱リードネットは日本大学と浄化湿地技術に関する連携を行っています。
技術情報の交換により常にノウハウの蓄積と、課題解決力の向上を図っています。

http://nubic.jp/05guideline/02results-6.html